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ジョブ型・メンバーシップ型、新・管理者の判断力

最近では、若手が管理職になりたがらない。

管理職は罰ゲームだ、なんて言われているようです。

管理職は人事管理も行うゼネラリストというイメージがあるようで、専門職として働きたいというのもあるのかもしれません。

でも専門職の中でも管理職は存在するはず。

今回は、「新・管理者の判断力~ラショナル・マネジャー」を紹介します。

仕事を進める上で私も参考にしてきたお勧めの本です。

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目次

ジョブ型採用とメンバーシップ型採用

最近の採用方式には2つあり、「ジョブ型採用」と「メンバーシップ採用」。

最近、日本でも中途だけでなく新卒でも「ジョブ型採用」が増えてきており、とりかかるべき仕事がすでに決まっていてその仕事を遂行できる人材を採用するため応募者の専門能力を重視しています。

対する、従来型の「メンバーシップ型採用」は、入社後に研修や実務をこなしながら人材を教育し、人材に合わせて仕事を割り当てていく手法で応募者のポテンシャルを重視します。

給与面では、メンバーシップ型採用が職務給であるのに対し、ジョブ型採用は能力給となるため、仕事の成果によって金額が変動します。

今の若い人はジョブ型を好むようです。

働き方改革もあって、いわゆるゼネラリストでなくても専門職コースでも昇進していく人事制度を導入する企業は増えているようです。先日、今後の働き方に関する社内アンケートをもとに部下と面談をする機会がありました。

総じていうと、

「管理職にはなりたくなくて、専門職の平社員として働きたい」

というのが私の部下だけでなく全体的にそのようになっていたそうです。

新・管理者の判断力~ラショナル・マネジャー

これは、初版が昭和60年。今から40年以上前の本です。

管理者が問題に直面し、それを予測して解決するための合理的なプロセスを詳しく説明した本です。

筆者らは世界のトップマネージャー達に調査を実施したところ、彼らの仕事の方法には共通の法則がある事を見出し、その法則を体系化しまとめたものを紹介しています。

管理者とありますが一般の方にも十分役に立ちます。

管理者の能力として必要な能力は

SA(状況分析)、PA(原因究明)、DA(選択決定)、PPA(潜在的状況分析)

の四つあり、それぞれの手法を説明しています。

問題分析(原因究明)

問題を深く理解し、その原因を明らかにする方法

決定分析(選択決定)

選択肢を評価し、最適な選択を行うプロセス

潜在的問題分析

潜在的な問題を特定し、未来の問題を予測する能力

状況把握(状況分析)

現在の状況を正確に把握するスキル

さいごに

新・管理者の判断力~ラショナル・マネジャー

また、管理職としての重要なスキルには「決断力」と「行動力」が不可欠です。

管理者は冷静に問題を分析し、迅速に適切な指示を出すことが求められます。

最近の若い人はゼネラリストよりもスペシャリスト志向で、人事管理が職務に入らない管理職、専門職を目指す傾向にあるようです。

みんながそうだと誰が組織をまとめるの?って思ってしまうのですが。。。


新・管理者の判断力―ラショナル・マネジャー


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