本棚を整理していたら、算数から数学への橋渡しとなる本2冊を見つけました。
1冊目は「超有名進学校生の数学的発想力」 ~日本最高峰の頭脳に迫る
この2冊を紹介します。
超有名進学校生の数学的発想力
数学の天才たちはどんな問題をどう解いているのか!?
灘や筑駒、開成といった数学オリンピックや科学オリンピックの受賞者を数多く輩出する超有名進学校。
その生徒たちは天才的な数学力を身につけているといいます。
彼らの数学的発想、ひらめきはどこから生まれてくるのでしょうか。
本書は、長年塾で超有名進学校生を指導してきた著者が彼等の頭の中を数学問題を通じて徹底解剖していて算数と数学の違いが分かりやすく書いてあります。
中1、2年の数学はほぼ受験算数の焼き増しです。
文字式を使ったり、証明を言葉だけでなく論理的に式展開をして行うことが違う程度です。
となると、方程式を使った問題を〇〇算を使って解いた方がはるかに早かったり、慣れ親しんだ方法だから楽だったりします。
でもそこであえて数学として問題を解く、問題と向き合うことの意味は?
を考えることができます。
《目次》
- 超進学校ってどんなトコロ?
- 発想力が試される中学入試の算数
- 学校の授業進度
- 算数から数学への道
- 私が出会った愛すべき天才たち
超有名進学校生の数学的発想力 ~日本最高峰の頭脳に迫る~ 数学への招待
数学の勉強法をはじめからていねいに
著者は東進ハイスクール人気講師の志田先生です。
以下は志田先生からのメッセージです。
こんにちは。志田晶です。
他の教科と違って数学って不思議な教科なんです
数学は、勉強量に比例して力がついていくとは限らない教科なんです。
「時間ばかりかけても数学が全然出来るようにならない人」
「そんなに勉強量が多いように見えないのに数学ができる人」
って、君たちの周りにもいませんか 数学は勉強量も大事ですが、一番大切なのは、「どのように勉強していくか」です。
僕自身も20年ほど予備校で数学を教え、数学ができる人とできない人をたくさん見てきました。そして、できる人に共通する数学の勉強法を見つけ出し、この1冊に最も大切なエッセンスをまとめました。
数学が苦手で勉強しているのに成績が上がらない人は、ぜひこの本で数学力UPのきっかけをつかんでください。
《目次》
- 数学ができるって何だろう
- 確率型分野の勉強法
- 微積分型分野の勉強法
- 証明問題・整数の勉強法
- センター試験・2次試験の勉強法
- 参考書・問題集の選び方、使い方
- 社会に出てから役にたつ数学を身につけよう
数学の勉強法をはじめからていねいに (東進ブックス TOSHIN COMICS)
さいごに
中学生になると算数から数学に変わります。
算数から数学への橋渡しとなる2冊の本を紹介しました。
一番いいのは中学受験が終わったタイミングですが、そうでなくてもどんな風に数学の勉強したらいいのかを知ることができるお勧めの本です。