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わかりやすい数学問題集 CanPass の評判と使い方のポイント

私立一貫校に通う高校2年生の息子がいます。

息子は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cの学習を一通り終え、これまで旺文社の基礎問題精講を使って復習してきました。

次のステップとして、入試レベルの実戦問題に取り組もうと考えていますが、いろいろな参考書や問題集の中から、数学が得意でない息子におすすめなのが『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C[ベクトル]〈第3版〉』です。

この問題集は、問題の量がちょうどよく、特に解説が丁寧で充実している点が魅力です。

今回は、わかりやすいと評判のこの問題集の特徴と効果的な使い方についてご紹介します。


国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C[ベクトル]<第3版> (駿台受験シリーズ)
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目次

数学がわかりやすいと評判の国公立標準問題集 CanPass 第3版

特徴

『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C[ベクトル]〈第3版〉』は、駿台文庫が出版している国公立大学の入試対策用の数学問題集です。

この問題集は、特に数学の「ベクトル」に焦点を当て、基礎から応用まで幅広く学べる問題が収録されています。

全国の国公立大学の過去問から厳選された124題の問題が収められており、受験生にとって非常に実践的な学習を提供しています。

この記事では、

・この問題集の評判や口コミ、悪い口コミから見えてくる課題とその解決法

・良い口コミに基づいたおすすめの使い方

・CanPassをどのように最大限に活用するか

について詳しく解説していきます。

悪い口コミ:難易度が一部の学生には高い

CanPassに対して寄せられる悪い口コミとしてよく挙げられるのは、「難易度が高く、問題を解くのに時間がかかる」という声です。

特に基礎がまだ十分に固まっていない受験生にとっては、いきなり高難度の問題に挑戦することがプレッシャーとなり、途中で挫折してしまうケースも見られます。

「何度も繰り返して解く必要があり、なかなか前に進まない」という声や、「一部の問題のレベルが高く、理解するのに多くの時間を要した」といった口コミもあります。

また、この問題集は地方国公立大学や中堅大学を目指す学生に適している内容であり、旧帝大や難関国公立大学を目指す場合には、収録されている問題のレベルが十分ではないと感じる受験生もいます。

より難易度の高い問題に挑戦したいと考える受験生には、「CanPassだけでは力不足」との指摘が見られます。

悪い口コミへの解説:難易度は実力に合わせて調整可能

一方で、CanPassには各問題ごとに3段階の難易度が設定されており、受験生自身の実力に応じて取り組むことが可能です。

この工夫により、自分のレベルに合った問題から解き進めることで、無理なく力をつけていくことができます。

特に、難しいと感じる問題に対しても、まずは易しい問題に取り組んでから次の段階に進むことで、ステップアップがしやすくなります。

また、標準解答時間も各問題に設定されており、自分の解答スピードを測りながら進めることができるのもCanPassの利点です。

標準解答時間を参考にして取り組むことで、試験本番に必要な時間配分の感覚も養えます。

初めは時間内に解けなくても、繰り返し練習することで次第に解答スピードが上がり、実際の試験での自信に繋がります。

CanPassの学習を進める中で、まずは「思考のひもとき」を活用し、自分なりに考えた上で解答を見ることで、理解度が一層深まります。

学習においては、一つひとつの問題を完全に理解し、自分で解けるようになることが最も重要です。

この問題集は、そうした「考える力」を伸ばすことを重視しているため、悪い口コミにある「難しい」という感想は、裏を返せば「しっかりと自力で考える訓練ができる」とも言えます。

良い口コミ:受験対策としての実用性が高い

CanPassの良い口コミとしては、「解説が非常にわかりやすい」「思考力を鍛えるのに適している」という声が多く寄せられています。

特に、各問題についている「思考のひもとき」は、問題を解くための適切なヒントを与え、受験生に考えるきっかけを提供します。

これにより、受験生は単に解答を覚えるのではなく、自分で考えて答えにたどり着く力を養うことができます。

また、この問題集に収録されている問題は全国の国公立大学の過去問から厳選されており、非常に実践的です。

過去問を通じて、実際の入試に似た形式で問題演習を行うことで、本番での緊張感を緩和し、受験に備えたしっかりとした準備ができます。

多くの受験生が「実際の入試で似た形式の問題が出てきて解きやすかった」との感想を述べており、実用性の高さが際立っています。

さらに、記述式の問題に対しても丁寧な解説がついており、「なぜその解答になるのか」「どのようなプロセスで考えるべきか」を詳しく説明しているため、論理的に数学を理解することが可能です。

この点は、数学が苦手な学生にとって大きな助けとなります。「ただ公式を暗記する」だけではなく、「公式をどう活用するか」を学べることから、理解が深まるという口コミが多数見られます。

口コミまとめ:CanPassはどんな受験生におすすめか?

全体的に見て、CanPassは「基礎から応用までをわかりやすく学びたい受験生」にとって非常に適した教材です。

地方国公立大学や中堅私立大学を目指す受験生にとって、この問題集は非常に有用で、基礎力を固めつつ応用力も鍛えることができます。

解説の丁寧さと「思考のひもとき」によるサポートにより、受験生は自ら考えて問題を解決する力を着実に身につけられます。

一方で、旧帝大などの難関大学を目指す場合には、CanPassに加えてさらなる難問に挑戦できる教材を併用することが推奨されます。

例えば、「やさしい理系数学」「大学への数学」などを併用することで、より深い理解と実践力を養うことが可能です。

おすすめの勉強方法:効果的にCanPassを活用するために

CanPassを効果的に活用するための具体的な方法を紹介します。

1. 時間を計りながら解く まず、各問題に設定されている標準解答時間を目安に解答に取り組みましょう。これにより、本番での時間配分感覚を身につけることができます。初めて解く際には、時間が足りないと感じるかもしれませんが、繰り返し解くことで解答スピードが上がり、徐々に時間内に解けるようになります。

2. 思考のひもときを活用する 「思考のひもとき」セクションは、問題を解くためのヒントが含まれています。このセクションを読むことで、自力で考える力が養われ、解法の理解がより深まります。問題に行き詰まった場合でも、いきなり解答を見ずに、まずは「思考のひもとき」を活用して再チャレンジしてみましょう。

3. 自分の弱点を見つけて克服する 問題集を使っていく中で、どの部分でつまずいたのか、どのような概念が理解できていないのかを把握することが重要です。CanPassの丁寧な解説を活用しながら、つまずいた問題に時間をかけて理解を深めることで、自分の弱点を克服することができます。

4. 繰り返し復習する 数学は一度解けた問題でも、時間が経つと忘れてしまうことがあります。重要なのは、繰り返し復習を行い、解法を自分のものにすることです。CanPassは基礎から応用までの幅広い問題が収録されているため、繰り返し解くことで着実に実力をつけることができます。

まとめ:わかりやすさと実践力を兼ね備えたCanPassの魅力

『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C[ベクトル]〈第3版〉』は、基礎から応用までを体系的に学べる質の高い問題集です。

特に数学の「ベクトル」に重点を置いて学ぶことができるため、ベクトル分野での苦手を克服したい受験生や、国公立大学を志望する受験生にとっては最適な教材と言えます。

解説の丁寧さと、考える力を伸ばす「思考のひもとき」のセクションによって、受験に必要な数学の基礎力と応用力をバランスよく育てることができます。

この問題集を活用することで、数学が得意科目となり、志望校合格に向けた自信を深めることができるでしょう。

CanPassで培った数学の力を本番で発揮し、受験の成功を掴むために、日々の学習でこの問題集を最大限に活用してください。

自分で考え、自分で解くことができるようになるまで繰り返し取り組むことで、着実に数学力が向上します。この問題集を味方に、受験を乗り越えていきましょう!

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