毎朝、通勤時にはニッポン放送を聞いています。
その中で、「SUZUKIハッピーモーニング・いってらっしゃいシリーズ」は、1981年4月6日から放送しているミニ番組でこれまでに6人がMCを担当。
- 十朱幸代 – 1981年4月6日 – 1996年3月29日
- 沢口靖子 – 1996年4月1日 – 2002年12月31日
- 黒木瞳 – 2003年1月6日 – 2004年9月24日
- 鈴木杏樹 – 2004年9月27日 – 2020年2月6日
- 新行市佳(ニッポン放送アナウンサー) – 2020年2月7日 – 4月3日
- 羽田美智子 – 2020年4月6日 –
週替わりでいろんなテーマについて5分ぐらいで教えてくれるので私のお気に入り番組の1つです。
10月30日の週は、朝起きた時、食後の時、あるいはドライブ中の休憩の時などにいただくもの『コーヒー』についてです。
コーヒーの原材料
『コーヒー』の原材料は、『コーヒー豆』です。
名前に『豆』とありますが、『マメ科』の植物とはまったく関係ないそうです。
『コーヒーノキ』という『アカネ科』の植物が原材料で、
このコーヒーノキの実の中にある“種子”のことを、コーヒー豆と呼んでいるそうです。
ちなみにこの種子ですが、まるでサクランボのように赤く熟すことから
『コーヒーチェリー』と呼ばれているそうです。
収穫したコーヒーチェリーを精製して中から種を取り出し、“生の豆”の状態にします。
この生の豆に熱を加えて、“焙煎(ばいせん)”という加工をすることで私たちが知るコーヒー豆になるそうです。
コーヒーにはいくつもの品種がありますが、
その中で“飲むため”に栽培され、流通しているのは、『アラビカ種』と『カネフォラ種』の2つです。
カネフォラ種は一般的には、『ロブスタ』と呼ばれています。
アラビカ種の原産地は、アフリカのエチオピアです。
それに対してカネフォラ種(ロブスタ)は、アフリカのビクトリア湖周辺から西アフリカです。
アラビカ種が“ストレート”で飲むのに適しているのに対して、
カネフォラ種(ロブスタ)は主に、“ブレンド用”に使われているそうです。
10月1日は「コーヒーの日」
『コーヒーの日』は1983年(昭和58年)、『全日本コーヒー協会』さんによって定められました。
10月1日が『コーヒーの日』となった理由ですが、
国際協定で、“コーヒーの新年度”というのが始まるのが10月で、
その最初の日である10月1日が、“コーヒーの年度始め”となるそうです。
これは“コーヒー豆の収穫時期”が影響しているといわれています。
コーヒー豆の一大産地であるブラジルでは、収穫の終わりが9月末だそうなんですネ。
そして10月1日から“コーヒーの収穫の新しいサイクル”がスタートするため、“年度始めの日”となるそうなんです。
また日本では秋や冬になると、コーヒーの需要が高くなることもあって
10月1日が『コーヒーの日』となったそうなんです。
“日本で定めたのなら、日本だけの日なのかな?”と思われた方、いらっしゃるかと思いますが、
実は“世界共通の日”だそうです。
2015年、『国際コーヒー機関』によって、10月1日は『国際コーヒーの日』と定められたそうです。
世界全体で生産されるコーヒーのうち、約3割がブラジルで生産されているといわれています。
ブラジルのコーヒーの収穫時期やサイクルは、世界のコーヒーの流通にも大きな影響があります。
『コーヒーの日』が世界共通なのは、このためだそうです。
コーヒーの豆知識①
『全日本コーヒー協会』さんによりますと、コーヒーの原材料の『コーヒー豆』のほとんどが、
赤道をはさんだ『コーヒーベルト』と呼ばれる熱帯地域のエリア、およそ60の国で栽培されているそうです。
その中には、日本でもおなじみのコーヒー豆がいくつもあります。
例えば『ブルーマウンテン』。
中央アメリカのカリブ海の国、ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の限られた地域でのみ栽培される、とても貴重な品種です。
豊かな風味で香りも良く、酸味や甘味などのバランスに優れ、クセがないのが特徴です。
続いて『モカ』。こちらはアフリカ・エチオピアが原産地です。
強い酸味とコクがあり、フルーティな香りが特徴です。
続いて『キリマンジャロ』。
アフリカを代表する、タンザニア産のコーヒー豆です。
強い酸味と豊かな香りが特徴で、ミルクやお砂糖を加えても風味が失われないので、様々な味わい方ができます。
続いて『グアテマラ』。
中央アメリカの国・グアテマラが原産地です。
芳醇(ほうじゅん)な香りや酸味、コクも味わえるので、たくさんの方々に愛されている品種です。
そして『ハワイコナ』。
ハワイ島のコナ地方で栽培されている、とても貴重な品種です。
トロピカルな香りの中に酸味とコクがあり、日本でも人気です。
コーヒーの豆知識②
『レギュラーコーヒー』という言葉がありますが、“コーヒーの生の豆を焙煎して作られたコーヒー豆”、
または、“コーヒー豆を細かく砕いて作られた粉末”のことをこう呼ぶそうなんですネ。
スーパーの棚に並んでいる“袋詰めのコーヒーの粉”ですとか、
カフェで販売されている“自家焙煎のコーヒー豆”などもレギュラーコーヒーになるそうです。
但しレギュラーコーヒーに、そのままお湯やお水を注いでも飲むことはできないんですネ。
“コーヒーの豆”や“粉”の状態ですので、飲むためには『ドリップ』という抽出方法が必要です。
このドリップですが、『ドリッパー』という器具にコーヒーの粉をセットして、
上からお湯を注いで、コーヒーエキスを取り出します。
代表的なものに、“紙のフィルター”を使う『ペーパードリップ』と、
“ネル生地のフィルター”を使う『ネルドリップ』があります。
このレギュラーコーヒーと勘違いしやすい言葉に、『ドリップコーヒー』があるそうなんです。
ドリップコーヒーとは『ドリップ』によって、
レギュラーコーヒーを“飲み物”としてのコーヒーにしたものだそうです。
このようにレギュラーコーヒーを“飲めるようにしたもの”が、ドリップコーヒーなのだそうです。
コーヒーの豆知識③
お湯を注ぐだけで簡単に味わえるのが『インスタントコーヒー』ですが、
『レギュラーコーヒー』から取り出した液、『コーヒー液』から水分を取り除いて、粉末や顆粒状にしたものです。
1890年に、ニュージーランドでコーヒーや香辛料の販売をされていた、
デイビッド・ストラングさんが発明したといわれています。
その後、1899年にアメリカ在住の日本人の化学者・加藤サトリさんが、
“コーヒー液を濃縮し、粉末にする”という『真空乾燥法』を発明しました。
そして1901年に、ニューヨークで開催された『全米博覧会』で販売されのちにアメリカで特許を取られたそうです。
“日本初の国産インスタントコーヒー”の誕生は1960年(昭和35年)。
森永製菓さんから全国販売されました。
そんなコーヒーですが、『カフェイン』が多く含まれています。
カフェインには頭をスッキリさせて、集中力を高める効果があるといわれています。
他にも利尿効果や、自律神経の働きを高めたりなど、様々な効果が期待されています。
またコーヒーには、カフェイン以上に『ポリフェノール』がたくさん含まれているそうなんですネ。
ポリフェノールは『動脈硬化』や『心筋梗塞』など、“生活習慣病の予防”に効果的とされています。
そしてコーヒーの香りは気持ちを落ち着かせ、リラックスさせてくれます。
さいごに
ネスカフェゴールドブレンドのCMのように、小さい頃は大きくなったら違いの分かる男になりたいと思っていました。
違いはなかなか分かりないものですね。
でもコーヒーは大好きです。
富士山に登ったことがありますが、今思うと富士山の頂上のあの寒い中、あったかいコーヒーを飲みたかったな。

ネスカフェ ゴールドブレンド 120g ( 60杯分 ),瓶,レギュラー ソリュブル コーヒー