普段目にする為替レートはこんな感じです。
ドルインデックスという指標を知っていますか?
ドル、ユーロ、円それぞれの通貨の強さってどうやって見るんだろうか?と思っていました。今までそれを知るすべを知りませんでした。
通貨の強さって
せいぜい裁定取引と言って実勢値(bid askは無視)と理論値の差を使って収益をあげる方法は知っていましたが、実際の差は微々たるもので私はやっていません。
実勢 理論値
ドル円 132.821 132.823
ユーロ円 142.456 142.456
ユーロドル 1.07252 1.07252
これまでの円安ドル高、円安ユーロ高は明らかに金利差から円がドル、ユーロに対して弱いというのは感覚的にも分かります。
ではユーロとドルの強さはどうなの?
というのにはユーロドルのプライスでみてきました。
ドルインデックスって?
でも最近の円高傾向はどうやって説明するの?
という疑問からいろいろと調べていくことでこのドルインデックスという指標にたどりつきました。
ドルインデックスのわかりやすい解説はこちらを参照ください。
そしてこれがドルインデックスのここ1年の動きです。
2022年の年初からドルが強い傾向が続き、ここにきて米国の景気後退によりドルが弱い傾向へ転換しています。
となると、今後は金利引き下げフェーズへ転換していくことまで織り込んでいるのでドルが一層弱くなっていき円高が進む可能性が高いと見られています。
また、ユーロドルに関して最近はユーロに対してドル安が進んでいるので通貨の強さとしては
円>ユーロ>ドル
というようです。
ユーロもいずれは金融緩和へ切り替わっていくとみれば金利差はあまり開かないだろうからドルユーロは今後もそんなに動かないだろうという見方になります。
ちなみにこれは円インデックスの最近1年間の推移です。
そして、下の表の左が通貨の「強弱チャート」といってその時々の各通貨の強さの相対評価を表します。右の表は「ヒートマップ」といって同じように通貨ペアごとの強弱を色で表しています。
為替は通貨の相対比較
なるほど、こうして通貨の強さがわかると為替はあくまでも通貨の相対比較なので今後どのように動いていくのかの理由付けができるようになることがわかりました。
ドル円は151円の時をピークに140円~145円でいったん落ち着くかなと思っていましたが、最近は130円ぐらいの水準に戻っています。130円~135円のところに壁があるのでそこまでいったん進む可能性はあると言われています。
昔の自分なら
ここまで円高が進んだんだからお買い得では!
なんてロングをすぐに入れていましたが、こうして背景を詰めていくと安易にロングポジションをとるのは怖いですね。
マーケットの勉強をすればするほど奥深さを実感します。
日銀総裁の交代によるドル円の行方は?
政府は2月14日に、衆参両院の議院運営委員会理事会で日銀の正副総裁人事案を提示しました。
4月8日で任期満了となる黒田東彦総裁(78)の後任には、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏(71)を起用する人事案です。日銀総裁が交代するのは10年ぶりです。戦後初となる学者出身の総裁として、現在の大規模な金融緩和からの「出口戦略」を探る重責を担うことになる。
衆院では24日以降に正副総裁候補から所信を聴取する予定。参院でも3氏から所信聴取を行った上で、両院で人事案を採決するというスケジュールになっています。
新日銀総裁候補選定まで
これまで日銀総裁のポジションは日銀出身者か財務省出身者でたすきがけ人事を行うという慣例がありました。黒田現日銀総裁は白川元総裁の辞任を受けて就任しましたが、実は財務省出身とはいえ財務事務次官でない方が就任したというのは異例な人事でした。
だから安倍元総理のもと、黒田バズーカーとかもできたのでしょうね。
実は今回、雨宮正佳・日銀副総裁が日本銀行の次期総裁の最有力と思われていましたが、総裁就任を固辞したと報道されている。2月6日の週には色々な人の名前が出て為替が一瞬乱高下をしたりもしました。
今回は、黒田総裁の後を受けて世界的に金利引き上げの流れの中、日本がどう金融政策を行うか現実的に出口戦略を問われる難しい局面にあります。短期金利は日銀がコントロールできる範囲ではありますが、長期金利となると「YCC」でコントロールしようにも限界が露呈されています。最近の住宅ローンの固定金利が上昇しつつあるところに市民生活への影響も出てきています。
新日銀総裁候補はどんな人
植田氏は、東京大学理学部を卒業後、同大経済学部へ学士入学。1980年に米マサチューセッツ工科大学で博士課程を修了し、カナダの大学の助教授、大蔵省財政金融研究所の研究官などを経て、89年に東京大学の教壇に立つことになりました。
厳しい指導で知られた一方、生徒と酒を酌み交わすことも好んだそうです。
植田氏は数式を「普通の文章を読むようにして読み解いてしまう」ほど数学に長けており、日本中が好景気で浮かれていた90年ごろには「経済状況を分析するとこれはバブルだから長続きしません」と崩壊を予言していたそうです。
今後のドル円の行方は?
2013年から10年にわたって総裁を務める黒田氏は、大量の国債買い入れによる異次元の金融緩和を展開しました。低金利政策で景気を下支えし、賃金と物価が持続的に上昇する経済の好循環を目指したのです。ただ、最近では海外との金利差拡大による急激な円安や債券市場のゆがみなど、長期化した緩和の弊害も目立っています。
植田氏は金融論の第一人者として知られるだけでなく、日銀の審議委員として金融政策の決定に携わってきました。就任後は、国内景気の減速や金融市場の混乱を回避しながら、複雑な大規模緩和の円滑な正常化を進めることが課題です。
植田新総裁体制では、金融緩和は基本的に維持されるのでしょうが、YCCは緩和ないし解除されると見るならば、米国の連邦準備制度理事会(FRB)の利上げにそろそろ上限が見えてきたことでもあり、為替レートに関しては「マイルドな円高傾向」くらいを予想するのが妥当なのではないかと私は思っています。
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