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小学4年生と小学5年生の中学受験勉強の質の違いについての考察

5年生になると算数のテストが難しくなる

って言われますが、本当です。

5年生になると、算数のテストが4年生のときよりぐんと難しくなります。

これは塾に限らずで、学校のテストでもその傾向がありますが、塾のテスト難度の上昇は油断すると成績がガタッと落ちてしまうほどです。

小学4年生と小学5年生の中学受験勉強の質の違いについて書いていきます。

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目次

5年生から難しくなる理由は

算数編

これには理由があります。

一般的に4年生から5年生くらいの時期に、お子さんたちは抽象的なことがらへの理解が進む、と言われています。

目の前にあるモノを対象とした学習から、「速さ」や「立体の切断」といった、目の前に見えていないモノを見えるようにして解き進める、というチャレンジにはいる訳です。

中学受験の勉強では4年生の時期に勉強する塾も多いですが、抽象的な単元を学習するのが5年生という学年。

当然テストの内容もレベルが高くなります。

問題文が長くなるのはもちろん、より多くの条件がついた問題が多くなり、自分なりに整理しないと解けない問題が多くなるのです。

こういったレベルの高い算数に対応できるように、以下のような練習を心がけてみましょう。

  • 問題の条件を書き出して整理する
  • 設問ごとに必要な条件を選択する
  • 正しい解法に気づいたきっかけを問いかける声かけ

国語編~要約の勉強が役に立つ

国語は素材文の性質が変わります。

4年生では、身近な動植物に関する説明文や、自分と年齢の近い子どものことを描いた物語文などが中心でした。

しかし、自分を客観視できるようになると言われるこの時期には、扱われる素材文も自分が直接経験・体験したことのない世界についてのものや、小学生がふだん接することがないものの説明文に変化していきます。

文章を読んで理解し、与えられた条件だけから想像することが求められるようになります。

 「雰囲気」だけで読めていた4年生の文章とは違って、一歩深い理解に至っていないと正解が出せない文になるのです。

トレーニングとして、次のようなものが効果的です。

  • 段落を要約する力
  • 設問が聞いていることを整理させる
  • 答えの意図を話させる声かけ

この要約力をつけるには、この問題集が良かったです。

国語界では有名な「ふくしま式」です。

全教科の成績アップに直結! ふくしま式「本当の要約力」が身につく問題集

息子との要約の勉強

息子の受験勉強の伴走の時に国語は要約を取り入れました。

1文もしくは2文を字数制限内にまとめる練習。

まずは

1.文章の中の主語と述語を見つけ、

2.必要な修飾語といらない修飾語にわけて、

3.自然な文章になるようにつなげる。

この3stepなのですが、意外と難しいようです。

まず主語がどれかがわからない。

特に文章が長いほどわからない。

述語もそのまま抜き出すと述語にならない場合は少し修正が必要な場合もあります。

やっていることは文章の骨格を作り、そこに必要な情報を足すこと。

実はこれ、英語の文章を作る時に役立ちます。

英語はSVをまず作り、あとはどんどん付け足すことで文章が作れます。

この作業は作文の時に行う箇条書きに似ていて、肉付けしていく作業の逆なのでそんなに難しいことをしているわけではないんですけどね。


全教科の成績アップに直結! ふくしま式「本当の要約力」が身につく問題集

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