Life&laugh work ~ 笑いと潤いのあるライフワークを

地球に「第2の月」と呼ばれる小さな小惑星が期間限定で登場!

地球に「第2の月」が誕生したそうです。

10メートルほどの小惑星が地球の重力に捕まり、衛星となっていることがわかったのです。

論文が学術誌に発表された。(2か月のミニムーン:2024 PT59月から11月にかけて地球に捕らえられる

ただ、「ミニムーン(小さな月)」は一時的で、2カ月後には地球から離れていく予定だというので期間限定のお楽しみです。

スポンサーリンク
目次

「第二の月」の登場

最近、地球の「第二の月」と呼ばれる小さな小惑星が発見されました。

この小惑星は2024 PT5と名付けられ、バスほどの大きさで、9月29日に一時的に地球の重力に捕らえられました。

通常の月とは異なり、この「ミニムーン」は11月25日まで地球を周回した後、再び太陽の軌道に戻る予定です。

このような現象は数十年ごとに起こり、地球の引力に一時的に捉えられる小天体が原因です​。

軌道や観測の結果から、使用済みの人工衛星などの可能性は低く、地球近くにやってきた小惑星が地球の重力に引き込まれたという。

小さくて暗いため、市販の望遠鏡で見ることは難しいそうです。

地球の重力と月の関係

地球と月の重力関係は、互いに引き合う力によって維持されています。

地球の重力が月を引きつけ、月は地球の周りを楕円形の軌道で公転しています。

同時に、月も地球に引力を及ぼしており、これが潮の満ち引きなどの現象を引き起こします。

また、月は地球に遠心力を与え、わずかに地球の自転速度を減少させています。

この相互作用により、月は徐々に地球から離れつつありますが、その速度は非常にゆっくりです。

学者のコメント

2024年10月5日現在で、太陽系内には139万個を超える小惑星が見つかっています。そのうち、今回、地球軌道に捕獲された小惑星のように地球軌道に近づく小惑星が36129個見つかっています。なかには地球に衝突する危険な軌道を持つ小惑星もありますので、地球近傍小惑星の監視は重要です。この活動はプラネタリー・ディフェンス(以前は、スペースガードとも呼ばれていた)と呼ばれています。

自然科学研究機構 国立天文台 准教授 縣秀彦氏

今回のような「第二の月」となる天体は、もともと地球近傍を通過する軌道にある小惑星です。そのような天体が太陽と地球、そして月の引力によって複雑な軌道を描きながら運動する際に、一時的に地球にトラップされ、しばらく後にはまた遠くへ飛び去っていきます。このような現象は時々発生していて、2020年には2020 CD3という直径3メートルほどの小惑星が一時的に「第二の月」になっていました。また、同じ2020年には、2020 SOという天体がやはり地球に接近して「第二の月」になったといわれましたが、その後の観測から、その天体はNASAが1966年に打ち上げた月探査衛星打ち上げロケットの残骸である、と判明した事例もあります。今回の「第二の月」は過去の天体との軌道の類似性から小惑星の可能性が高いですが、人工物か自然の天体を切り分けるにはさらに詳細な観測も必要です。

天文学者/国立天文台 水沢VLBI観測所所長・教授 本間希樹氏

さいごに

実は2年前にも別のミニムーンが存在していたそうです。

こんな短期間にまたミニムーンが登場するのですね。

地球周回軌道に入った後に、太陽周回軌道に戻るってなんとも不思議な話です。

Follow me!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次