算数オリンピック大会のお知らせを以前しています。
算数オリンピックの上位にあたる国際数学オリンピックの日本代表の高校生6名が決定したそうです。
今年の国際数学オリンピックは日本会場開催で7月に千葉で行われます。
数学オリンピック財団が第64回国際数学オリンピックの日本代表選手を決定しました。
日本代表選手は、同財団が実施する日本数学オリンピック(JMO)と日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)の成績優秀者の中から選出されます。
1月に実施した予選(応募者7674名)を通過し、本選に進んだ273名の成績上位者22名から3月19日~23日の代表選考合宿での成績をもとに6名が選ばれました。
4月8日にオンライン開催されるキックオフイベントで全員が顔見せとなるそうです。
国際数学オリンピック
国際数学オリンピックは、高校生以下を対象に数学の問題を解く力を競うコンテストです。
1959年の第1回ルーマニア大会以来毎年開催され、今では110か国以上から1,000人を超える選手・役員が集結する国際的なイベントとなっています。
第64回国際数学オリンピック日本大会(IMO2023)は、7月2日(日)から13日(木)まで、千葉市幕張で開催。
世界約100の国と地域からおよそ600名の優秀な高校生らが一堂に集まり、数学の実力を競い合うほか、様々なエクスカーションを通して生徒同士が国際的な交流を深める、各国の指導者、引率者などを含め、総勢1000人を越える数学者らが集う最大級の国際科学オリンピックです。
なお、日本代表に選ばれた6名は、5月5日~7日の強化合宿をはじめとして大会までの期間、自主研修を継続しながら数学オリンピックの OB・OGや関係者による特別指導を受け研鑽を積んでいくそうです。
日本代表選手
4月8日にオンライン開催されるキックオフシンポジウムで代表選手6名が顔見せをし、これまでのメダリストたちが体験を語り合う場が設けられるそうです。
キックオフシンポジウムはZoomウェビナーで配信され、先着1,000名まで視聴できるそうです。
(学年は2023年4月現在、アルファベット順)
- 古屋 楽さん(筑波大学附属駒場高等学校3年・神奈川県)
- 林 康生さん(海城高等学校3年・埼玉県)
- 狩野 慧志さん(長野県松本深志高等学校1年・長野県)
- 北村 隆之介さん(東京都立武蔵高等学校3年・東京都)
- 小出 慶介さん(灘高等学校3年・兵庫県)
- 若杉 直音さん(帝塚山学院泉ヶ丘高等学校1年・大阪府)
今回は新高1生が2名もいます。
中学生の段階ですでに高校・大学レベルの勉強をしているんでしょうね。
キックオフシンポジウム
キックオフシンポジウムを2023年4月8日(土)15:00—16:30にオンライン開催します。
2001年から3年連続参加し、金1つ、2つのメダルをとった尾高悠志・京都大学准教授による講演「数学オリンピックが与えてくれたもの- 問題とその先にあったもの -」や、ほかのメダリストを交えたパネルディスカッション、7月の日本大会に出場する高校生たちの紹介などがあります。
シンポジウムのプログラムのpdfは以下になります。
https://imo2023.jp/ja/news/pdf/20230302_kickoff_symposium.pdf
◆キックオフシンポジウム
日時:2023年4月8日(土)15:00~16:30(入室14:45~)
配信:オンライン(Zoomウェビナー)
参加無料。事前申込は不要。
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/88981189486?pwd=endWVTBncG1Lb3ZUQWt5eHBOeDdQdz09
※先着1,000名まで視聴可能
さいごに
この国際数学オリンピックに日本が初めて参加した年の予選大会に参加したことがあります。
当時は数学オリンピックに関する情報も書籍もほとんどありませんでした。
今では数学オリンピックだけでなく色々な分野の科学オリンピックに日本が参加するようになり時代が変わりましたね。