今日は夕方から東進の青木先生の約2時間の公開講義を受講してきました。
中3、高1生向けで保護者も同席可ということなので、一度講義を受けてみたかった願いが実現しました。
やはり素晴らしかったです。
最初は、気難しそうな雰囲気だなと思いましたが、が話はじめたらぜんぜん違いました。
数学の勉強への取り組みの考え方は私と全く同じでした。
大学受験の数学の勉強は3周することが大事。
青木 純二 – 東進ハイスクール&衛星予備校
青木 純二 (あおき じゅんじ)先生は、東進ハイスクール 数学科 講師。 元SEG 数学科 講師。 人物. 神 (GOD) である。 北海道留萌市出身。 函館ラ・サール高校卒業。 北海道大学 理学部 数学科 卒業。 高校教師を経てSEG専任講師を務めた後、横浜に姉妹校のエデュカを設立。 代表を務めていた。 元河合塾講師。 SEGのトップ講師だったが、2018年度に東進の扉を叩いた。 映像講義の他、東大現役合格ナビゲート (東大同日体験受験の解説授業)や、筑駒や開成などの生徒からなる天才頭脳集団だけを対象とする スーパーエリートコース の中1のライブ授業、2019年度からは東大特進コース、高卒本科での東大対策講座を担当している。 難関大志望者には”必要十分”な授業を展開されている。
大学受験の数学の勉強は3周することが大事
1周目
教科書レベルをとにかくスピードをあげて全範囲を終わらせる。
これはとにかく解き方を覚える勉強。
2周目
本質に迫る勉強(なぜそうやって解くのかを考える)に時間をかける。
全範囲をとりあえず舐めてみたからこそ、今度は単元のつながりを意識した勉強をする。
これは別解の引き出しをどれだけ持つかの勉強で1年から2年はかけて欲しい。
3周目
過去問で仕上げる。
私の高校生時代の勉強法
私も高1から高2の夏で微積まで一通り終わらせたらあとはひたすら1つの問題から別解を考える勉強をしてました。
単元のつながりがみえてくるとそのつながりの発見が楽しくてしょうがなく、エレガントな考え方はないかと追求してました。
解けることが大事なのではなく、どんな視点でどんなアプローチで考えていくのか。
それができればおのずと点はついてきますからね。
公開授業の中で、高1生向けに二次関数の解の配置問題を2題紹介されました。
典型問題の類題で結構難しい問題でした。
大学入試の問題、特に東大となると教科書を完璧にしても方針すら立てるのが難しい問題ばかりです。そのギャップを埋めるのが本質に迫る勉強です。
教科書に従えば、2問ともに解の配置問題として解くのでしょうが、定数分離や微積を使って分数関数で解くとか引き出しをどれだけ持てるか。
そうするとこの2題も実は瞬殺問題でした。
どれだけの引き出しを持てるかが勝負の分かれ目
例として、Y=X^2-3X-1という方程式が与えられたとします。
これからどんな引き出しを持っていますか?
これは学年に限りません。
いくつ引き出しを言えますか?
抽象的な問だから難しいかもしれませんが、高校数学の問題は抽象的だから中学数学と違って難しいのです。
5個以下ならまだまだですね。
2桁以上言えれば、色々な単元のつながりを意識した勉強が出きていると言えるでしょう。
さいごに
私が高校生ならぜひ青木先生の授業を受けたいと思いました。
ただ先生自身が言っていましたが、万人に合う授業はないので、私の授業が合うと思った生徒さんだけ受けてもらいたいって。そうでないと苦痛でしかないのでと。
たしかに先生の生徒の答案を見ると、論理記号を使っていたり、同値変形を普通に使ったりしていました。
先生の論理の講座が面白いと思えるなら合うと思います。