去年のGWあたりから外出する人が増え、今年のGWは本格的な外出が見込まれているそうです。
我が家の去年のGWはGWの前日に息子のコロナ感染が発覚し、息子は自宅で隔離、家族全員自宅にほぼ軟禁状態でした。
これまでも家族でちょっとした日帰りは昨年ぐらいからするようになりましたが、息子の中学受験もあったので本格的な遠出は5年ぶりです。
今回は、昔から行ってみたかった群馬県の榛名山とその近くにあるパワースポットと言われている榛名神社へ行き、その足で草津温泉へ寄ることにしました。
そして草津温泉までは良かったのですが、そのあと身の危険を感じた一晩を過ごすことになるとは思いもしませんでした。
上郷SAにて「わらじカツサンド」
移動の時間を有効に使うために金曜日の夜中に出発しました。
関越道に乗って一路高崎へ
朝食は上郷SAへ寄りました。
ここで限定の「わらじカツサンド」(450円)を食べてみました。
「わらじカツ」って聞いたことあります?
その名の通り「わらじ」のような大きさのトンカツを表現しているわけですが、ただ大きいだけのトンカツとは少しばかり意味が違ってきます。
実は埼玉県秩父市のご当地グルメなんです。
普通なら大きなトンカツを2枚も食べるのは無理がありますけど、わらじかつは衣も少なくて全体的に薄いのでペロッと食べられちゃいます。
わらじかつに使われる秘伝のタレが食欲を促進させてくれますね。
榛名山
私が高校1年生の時に、希望者のみでしたが地理の夏休みの課題として4人のグループで榛名山の模型を作りました。
どこの山でもかまわなかったのですが、榛名富士と言われるように山の形がきれいだったので選びました、
等高線を段ボールに写して、その線に沿ってカッターナイフやノミを使って切ります。
切った段ボールの束を最後に接着剤で重ね合わせて、色をつけて完成です。
当時私は陸上部でした。午前中は部活、午後は地理の教室に行って夕方までトレースとカッターの地道な作業でした。
何枚準備したか覚えていませんが、計画から遅れた分は自転車で段ボールを持ち帰り家でもラジオを聞きながら作業をしました。
他にも参加チームがあったので、みんなでわいわい言いながらやったことを覚えています。
高校1年生の夏休みは部活とその模型作成で終わったのですが、完成した時にはなかなかいい仕上がりで同級生のつながりもできたしやって良かったなと思いました。
完成品は展示会に応募して我々のチームは賞をいただいたのは覚えていますが、完成した模型の写真はどこにやったかわかりません。
でも、その時の記憶は強烈にあっていつか行ってみたいと思っていたのでした。
榛名神社
群馬県高崎市にある榛名神社は、上毛三山のひとつ榛名山の中腹に位置し、主祭神として火の神である「火産霊神(ほむすびのかみ)」と、土の神である「埴山毘売神(はにやまひめのかみ)」を祀り、古くから鎮火、開運、五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるといわれています。
創建は6世紀後半といわれ、1400年を越える歴史を持ちます。
沢沿いの境内は深い森とたくさんの奇岩・巨岩に囲まれ、近年パワースポットとして注目を集めており、人気スポットです。
榛名山
やっと来ました。榛名富士。
榛名山は赤城山などと同じくひとつの山体の総称です。
この写真は榛名富士です。
関東地方の北部の群馬県にある上毛三山の一つであり、古来山岳信仰を受けてきた山です。
山の南西麓に榛名神社が祀られています。
ひもかわうどん
元は群馬の郷土料理である煮込み麺料理に使われていた麺で、きしめんのルーツとも言われる愛知県の「芋川うどん」が訛って「ひもかわうどん」になったと言われています。
なんと言ってもまずはその衝撃的なビジュアル。
うどんとは思えないその麺の幅は、お店によってはなんと10センチを超えるものまであるそうです。
幅がある分、麺そのものはとても薄く、強いコシとつるんとした喉ごしで、独特の食感です。
このあと草津温泉へ行くまでに四万ダムを見学し、八ッ場ダムの周辺を通りました。
草津温泉
湯もみ
最終回の湯もみショーの見学に間に合ったので見学しました。
テレビでよく見かける風景です。
湯畑の目の前に立つ大正ロマン風の建物が熱乃湯。
ここでは1960年に始まった伝統ある「湯もみと踊り」ショーが毎日行われています。
ショーを盛り上げてくれるのは湯もみガールズのみなさん。
クライマックスの大もみは迫力満点です。
湯畑の昼の風景
これもテレビでよく見かける風景です。
硫黄のにおいが充満していました。
湯畑の夜の風景
昼の湯畑とはまた違った風景でした。
さいごに
榛名山、榛名神社、草津温泉と堪能してきました。
が、今回の本当の山場はそのあとにありました。
翌日は善光寺に行く計画をしていたので、夜中に少し移動しておこうと車を走らせました。
走り始めてすぐに、国道なのにつづら折りの山道が続くし、霧で前が見えにくいし、山側に雪が残っている風景があったりでなんか違うなと。
時速30~40km程度で30分ぐらい走らせた段階で、移動するのをやめて広い待機場所があったのでそこで夜明けまで待つことにしました。
車中泊に備えて毛布や布団は車に積んでいました。
時刻は22時半ぐらい。
山の中なので真っ暗だし、夜中には雨風が強くなり夜明けまでなかなかの恐怖の時間でした。
もう寝るしかないので時々、雨風で目が覚めましたがなんとか朝を迎えました。
息子も娘もしっかり朝まで寝てました。
夜が明けて分かったのは、山の斜面にはやっぱり雪が残っていて、雨が降り続いていたので道路の凍結の心配もなさそうなので一刻も早く来た道をもどって自宅へ帰る選択をしました。
毎年11月から4月下旬まで凍結で通行止めとなる国道で、通行はできるようになっていたのですが、だから雪が残っていたんだと状況を理解しました。
来た道を戻って草津温泉の中心部まで戻ってきた時にはほっとしました。
そんな時間を過ごしたので、写真を撮るような気持ちの余裕はありませんでした。
私たち家族にとって忘れられない経験となりました。