1次予選3試合を終えて、ヌートバー選手の活躍が素晴らしいですね。
批判の多かった大谷選手の二刀流を支えながらも成長させ、さらにダイヤの原石のヌートバー選手を発掘した栗山監督ってすごいですね。
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表『侍ジャパン』には、4人の現役メジャーリーガーが名を連ねています。鈴木誠也は残念ながらケガで直前に辞退しています。
大谷翔平(エンゼルス)、ダルビッシュ有(パドレス)、吉田正尚(レッドソックス)、そしてラーズ・ヌートバー(Lars Nootbaar/カージナルス)だ。
過去もイチロー氏がメジャーリーグに所属しながらも参加されましたが、過去最高のドリームチームになったと言われる所以です。栗山監督が代表監督になったことが大きいですね。
大谷、ダルビッシュ、吉田はNPBで圧倒的な成績を残し、海を渡った経緯があります。
そのため日本の野球ファンも彼らのことをよく知っていますが、一方で日本でのプレー経験がないヌートバーがなぜ侍ジャパンに選ばれたのだろうかと思いませんか?
そしてこれだけ活躍しているヌートバーを選んだ栗山監督がどうやって見つけてきたのか気になりませんか?
選出の経緯について調べてみました。
ヌートバーが日本代表に選ばれた理由や経緯は?
栗山監督のヌートバーへの評価
栗山監督は1月26日のメンバー発表時に
「肩の強さやガムシャラさ、一球一球、一生懸命プレーしてくれる」
とヌートバーを評したことからも総合的な判断による選出だったことがうかがえます。
ヌートバーは母が日本人であることから侍ジャパンの有資格者であり、さらにそのプレーや人間性が評価されて納得の選出だったと思われます。
でもどうやってヌートバー選手を見つけてきたんでしょうね?
ヌートバーは母が日本人のため日本代表有資格者
ヌートバーはアメリカ人です。
アメリカ人のヌートバーがなぜ日本代表に入ることができたのか疑問に思いますよね。
WBCは、選手が当該国の国籍を有していなくても、父母のどちらかが当該国の国籍を持っていれば代表の資格がある、と規定しています。オリンピックと違って、WBCは野球を世界に広げようというのが目的なので国籍はアメリカでも何らかの関係がある国からの出場を認めるという考え方だそうです。
ヌートバーは父がアメリカ人で母が埼玉県出身の日本人の日系アメリカ人二世。
ヌートバー自身はアメリカ国籍だが、母が今も日本国籍を有していることで日本代表への扉が開かれました。
もちろん日本代表の有資格者だった、という理由だけでヌートバーが日本代表に選出されたわけではありません。
MLB2年目だった昨シーズンのヌートバーは108試合に出場。
打率.228、14本塁打、出塁率.340、長打率.448、OPS.768の成績を残しました。
打率だけを見ると物足りなく映るかもしれませんが、出塁率、長打率、OPSは鈴木誠也選手をすべて上回っている実力の持ち主なのです。
選出の経緯は?
ヌートバー選手が日本代表に選ばれた理由については公言されていません。
大谷選手の通訳である水原一平さんが関係しているという噂があります。
水原氏がヌートバー選手のSNSにメッセージを送り連絡を取っていたと言われています。
水原氏は大谷選手の通訳をする前に、日本ハムで通訳をしていた経験があり代表監督である栗山監督とも当時から絶大な信頼関係を築いていました。
通訳としてもエンゼルスから最優秀通訳賞を受賞しており、その仕事ぶりや気遣いはお墨付きの高評価です。
なので何気ない雑談の中でヌートバーの話になったのかもしれませんね。
こんなやりとりがあったとか
侍ジャパン入りにはこんなやりとりがあったそうです。
昨年12月14日に水原氏を通じて侍ジャパン入りの知らせが届いた。
ヌートバー選手は「やりたいです」と即答し、その後、カージナルスの承認も得た。
そして昨年12月30日、ヌートバー選手、栗山英樹監督、水原さんがオンラインで対談し、正式に受諾となった。
ヌートバー選手の通訳として水原氏が日本代表に帯同することで、言葉の壁が気にならずに活躍できているのも水原氏の起用がキーとも言えますね。
実際にプレイボール前のメンバー交換の際も水原氏が栗山監督の隣に立って審判や相手監督との通訳をされています。
ヌートバーの活躍~2つのスライディングキャッチ
まずヌートバー選手のバッティングが素晴らしい!
中国戦の前半の重苦しい雰囲気を蹴散らしたのもヌートバー選手のヒットでした。
そしてなんといっても中国戦、韓国戦の連日のスライディングキャッチのファインプレー。
人工芝だから一つ間違えればけがのもとですが、けがをも恐れず突っ込む勇気。
初動の早さがすばらしいです。
「ペッパーミル」から「どすこい」へ?
ヌートバー選手は山川選手の「どすこい」パフォーマンスを気に入っているそうです。
ホームランを言ったらこれからは「ペッパーミル」から「どすこい」へ変更?
まとめ
1次予選3試合終えてヌートバー選手の活躍は目を見張るものがあります。
他にも近藤選手、吉田選手等々多くの選手が活躍していて、選手自身もとても楽しそうに見えます。
一押しの宇田川投手も昨日は1人を見事に三振で仕留めました。