3月21日に行われる第5回WBC準決勝のメキシコ戦の先発は佐々木朗希投手(ロッテ)と栗山英樹監督が名言したそうです。
先発は佐々木か山本かって言われていましたが、やっぱり!
佐々木ー山本のゴールデンリレーでしょうね。
NPBへ入団前から期待され、そして昨年は完全試合、今年はWBCと見事な成長をとげている佐々木投手です。
「こういうピッチングをしてほしいというのではなくて、彼の持っているものをそのまま出してもらって、世界中の野球ファンに楽しんでもらいたい」
と栗山監督が期待している佐々木投手のすごさについてまとめてみました。
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佐々木朗希のチェコ戦のピッチング
「令和の怪物」が11日の1次ラウンドのチェコ共和国戦(東京ドーム)で衝撃のWBCデビューを飾った。
3回2/3を2安打3四死球で1失点(自責0)。
不運な失策から初回に先制を許すも、最速164キロの直球を軸に8三振を奪い、2回以降はチェコ打線を封じた。
初回は直球10球すべてが100マイル(約161キロ)超え。
東日本大震災から12年となる「3・11」の特別な日に、被災地出身の思いも背負って世界を驚かせた。
佐々木朗希ってどんな人
- 生年月日
- 2001年11月3日生まれ 岩手県出身
- 主な経歴
- 2019年 U18W杯代表候補合宿で163kmをマーク
- 2020年 ロッテ入団(ドラフト1位)
- 2021年 5月に西武戦でプロ初登板、阪神戦でプロ初勝利
- 2022年 自己最速の164kmマーク、オリックス戦で史上最年少で完全試合達成
- 13者連続奪三振の日本新記録、1試合19奪三振の日本タイ記録。
- 選手情報
- 甲子園出場なし。
- 「令和の怪物」の異名
- 大谷をほうふつさせる速球
- 切れのある変化球、抜群の制球力
佐々木投手のフォークとストレートのすごさの秘密
佐々木投手の速球は球速、回転数ともにMLBでも超一級品
佐々木投手が投げる球のすごさはストレートの速さとフォークの落ちの落差に注目が行きがちです。
まだ成長途上の20歳でありながら佐々木投手の速球は球速、回転数ともにMLBでも超一級品と言われています。
佐々木投手の球速は、現在のMLBでも間違いなくトップクラスです。
それに加え速球平均回転数も2500台だということが判明し、こちらもMLB先発投手の中でもMLBトップ4に入るのです。
もちろん160キロクラスのストレートと落差の大きいフォークはそれだけでも武器です。
「あんな落ちる150キロ見たことない」
「スピードもすごいけど落ちすぎ」
昔、大魔神と呼ばれた佐々木主浩投手がストレートかフォークのどちらかとわかっていても緩急があって、さらにあの落差のあるフォークだと打てなかったように。
フォークとストレートではフォームの差がほぼ無い
打者は、投手の投げるクセから球種を判断しようとします。
投げる側も球種によってボールの握りや手首の利かせ方が違うので無意識のうちに投げるフォームに違いが出るものです。
ところが佐々木投手が投げるフォークとストレートではフォームの差がほぼ無いのです。
スーパースローモーションでフォークとストレートを比較した動画があるので見てください。
あまりにも投げる軌道が同じなのにびっくりです。
これでは打者もストレートなのかフォークなのか見分けがつかず、速球がいきなりストンと落ちたら打てるわけないのです。
まとめ
今回のWBCは大谷選手のすごさが際立っていますが、普通に考えれば他の選手も超一流の活躍をしています。
私は、敗けたらおしまいのプレッシャーのかかるここ一番の試合の先発に指名された佐々木投手に注目しています。
優勝まであと2試合。
だれが投げてもおかしくないドリーム投手陣が後ろに控えているので打者一巡の3回を0点に抑えるべく、前回の大谷選手のように全てを全力で投げてくると思います。
佐々木投手はコントロールがいいので、その力みからコントロールさえ乱れなければあのボールはメキシコと言えども誰も打てないと思います。
本人曰く
「ここまでチームが一生懸命、戦ってきて、米国まで来られたのでその勢いだったり、そういうのを背負いながら、明日はいい形で投げられればと思います」
と大舞台に挑んでいく姿に期待したいです。
アメリカがキューバを14-2で下しました。
メキシコに勝ってアメリカと決勝戦だ!