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WBC決勝は今永昇太で行くぞ!と栗山監督が決めた理由は?

ついにWBC決勝ですね。

たっちゃんは、日本をローンデポ・パークだけでなく、決勝まで連れて行ってくれました。

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決勝の米国戦については栗山監督が今永昇太投手(DeNA)の先発を明言しました。

米国を倒して侍ジャパンが頂点に立つためには、投手陣がどこまであの強力打線を抑え込み、先取点を許さずに接戦に持ち込めるかがポイントとなってきます。

明日の決勝戦に向けて大事な先発である今永投手。

今永投手をよく知らない人もわかるように、先発抜擢の経緯も含めてまとめてみました。

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目次

今永昇太(いまながしょうた)

昨季は左前腕の肉離れで出遅れるも、2019年以来の2ケタ勝利をマーク。

2022年6月7日の日本ハム戦では、球団52年ぶりとなるノーヒットノーランを達成。

今季も先発ローテーションの柱を担い、チームを引っ張っていく。

所属球団横浜DeNAベイスターズ
ポジション投手
投打左投左打
身長/体重178cm/86kg
生年月日1993年9月1日(29歳)
経歴北筑高 – 駒沢大-DeNA
ドラフト2015年ドラフト1位

今永投手が栗山英樹監督から決勝戦の先発を申し渡されたのは、準々決勝を勝ち上がって米国にやってきた翌3月18日の練習中だったそうです。

今大会は2試合で救援登板し、計4回1失点、5奪三振と好投しています。

「先発で行くので、恐れるものなくいってくれ」

サヨナラ勝ちした瞬間、「喜ぶより、僕だけ一人、緊張していた」そうです。

球種

自己最速タイの154キロを記録した常時150キロを超えるストレートに加え、真っすぐと同じ軌道から左右に割れるスライダーとチェンジアップのコンビネーションを投げ分けられます。

2019年からは、後輩の東克樹から伝授された130km/h台前半で変化するチェンジアップ(スプリットチェンジ)や、140km/h前後で変化する高速スライダーを軸にした投球スタイルにしています。

また、チェンジアップは同じ握りから140km/h前後の高速チェンジアップも投げ分けられます。

今永投手のボールを打ちにくい理由はスピン量にあり

今永投手のピッチングで特筆すべきはボールのスピン量です。

糸を引いたようにスッと伸びていくストレート。

MLBのデータサイトによれば、韓国戦で記録した毎分2678回転のストレートは、昨季、メジャーの左腕においてタナー・スコットが出した2560回転を超える数値だったそうです。

このような高い出力を手に入れることのできた鍵となっているのが、“無重力の感覚”。

「テイクバックからボールを持ちあげていくとき、肩の動きもあまり感じることなく、ただボールの重さだけを感じる“無重力の瞬間”があるんです。日常生活でいうと、けん玉だったり、また釣りだったらキャスティングのタイミングとでもいうのか、一瞬、力が抜けるじゃないですか。あの感覚に近いんですね。いつも力が入っていたところが力まずに済み、最後にただ力を入れるだけ」

「スピン量が多いと空振りを取れることはもちろん、ベース盤の上で球の強さを感じられるのでファウルを取ることもできます。だからピッチャー有利のカウントで勝負しやすいですよね。困っても基本、真っすぐで押し切れる。また真っすぐの軌道で曲がったり落ちたりする変化球が多いので、真っすぐを意識してくれればくれるほど、有利に働きます」

今永投手の先発にかける思い

3大会ぶりの世界一奪回まであと1勝。

まずは先発の今永が、どこまで米国打線を封じ込んで先取点を与えないかに、勝敗の行方は大きく左右されることになる。

「野球を終えたときに、このマウンドを真っ先に思い出すようなそんな投球をしたいって言ってきました。でも勝たなければ面白くないと思うので、最後はチームが勝てる、チームが勝つための先発の投球にしたいと思います」

「少しだけ予想していた部分もあったので、まあ期待に応えたいなという気持ちでしたね。決勝戦は総動員になると思うし、自分の100%が通用しない相手はいるので、苦手なコース、球種を確かめながら投げたい。初回からしっかり飛ばして、いけるところまでいくということなので変わりはないです」

大役に向けて今永投手は決意を語り、そして史上最強チームでの自分の最後の仕事をこう説明しています。

「本当に最高のチームでしたし、ダルビッシュさんをはじめ大谷選手、本当に引っ張ってもらっている。ただメジャーリーガーの人たちにおんぶに抱っこじゃいけないと思うので、日本でやっている選手たちも頑張りたいと思います」

今永昇太を先発に決めた理由は?

1次ラウンドの韓国戦ではダルビッシュ有投手とセットとなる「第2先発」で3回を投げました。

1本塁打は打たれましたが高回転でキレのいい速球とカットボール、チェンジアップを駆使して3回を3安打1失点。

16日のイタリアとの準々決勝でも1イニングを投げて無安打2奪三振という投球を披露しています。

投球内容の質が高く、先発候補だったダルビッシュの調整が遅れていることもあるようです。

そこで急遽、大一番の先発に抜擢されたのだと想像します。

ただこれまでと違って、この準決勝のメキシコのように相手はメジャーリーガーがずらっと揃った“本物”です。

日本のメジャーリーガー4人に対してアメリカは30人がメジャーリーガーなのです。

準決勝のメキシコ戦でも、打線は先発左腕のパトリック・サンドバル投手に手こずりなかなか点を奪えなかった。

そして投手陣も先発の佐々木朗希投手と2番手の山本由伸投手が、いずれも長打を浴びて手痛いところで失点を繰り返したのが苦戦の原因だった。

女房役の中村悠平捕手は、

「(今日のメキシコ戦は)2回り目で捕まっちゃったんで、1回り目に成功した配球でいくんじゃなくて、もう少しアレンジというか、プラスアルファでいけた方が良かったのかな。そこが反省点です。ただ明日は、今永も長く引っ張るつもりはないと思うし、とにかくいけるところまでいくだけですから」

コテツ

投手1人、打者1巡の9人でつないでいくぐらいの気持ちで全力投球で行ってほしいです。

ダルビッシュ→大谷の黄金リレーが見られるか?

後に控えるピッチャー陣

準決勝で投げた佐々木投手、山本投手を除くとWBC規定を考えると以下のピッチャーが今永投手の後に考えられます。

やっぱりこうしてみると錚々たるメンバーですよね。

  • ダルビッシュ 有
  • 大勢
  • 戸郷 翔征
  • 松井 裕樹
  • 大谷 翔平
  • 伊藤 大海
  • 湯浅 京己
  • 宇田川 優希
  • 高橋宏斗
  • 宮城 大弥
  • 高橋 奎二
  • 山﨑 颯一郎

エンゼルスのフィル・ネビン監督が1イニング限定を容認

大谷は30日(同31日)の敵地・アスレチックス戦で2年連続の開幕投手を務めることが決まっています。

大谷も、「投げられるなら投げたい」と最後のマウンドに意欲を見せていますがMLBがそれを許容するかが問題となっていました。

ところがエンゼルスのフィル・ネビン監督が大谷が1イニング限定で投げることを容認したとMLB公式サイトのレット・ボリンジャー記者が伝えたそうです。

これで8回をダルビッシュ、9回を大谷という“黄金リレー”の可能性もあるかもしれませんね。

まさに世界一をかけた最後の戦いに向けた特別態勢を見てみたいものです。

まとめ

本来なら先発の可能性があったはずのダルビッシュもリリーフでスタンバイすることになるが、第2先発としてマウンドに上がるのか、それとも準々決勝のように終盤の大事な局面になるのかが明らかにはなっていません。

今回の侍ジャパンの投手陣は、ダルビッシュを中心にコミュニケーションが取れており、まとまっている印象です。

36歳のダルビッシュに次ぐ年長者である29歳の今永もきっと一役買っているはずです。

互いに変化球について話し合う山本由伸との交流は有名であり、実績はもちろん“コミュ力”の高い今永は、若い投手たちからアドバイスを求められるなど慕われる存在です。

決勝戦での活躍を期待して、この記事の続編が書けることを祈っています。

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