野球日本代表「侍ジャパン」は第5回WBCの決勝(マイアミ・ローンデポパーク)で米国と対戦し、3-2で下して世界一に輝きました。
大会後のメンバー全員がそろった記者会見の場でのヌートバーのコメントから、栗山監督がどうやってヌートバーを発掘したのかの理由が判明したので、その経緯について紹介します。
栗山監督がヌートバーを発掘した理由が判明
侍ジャパンへ参加する契機となったのは、水原通訳が侍ジャパン・栗山監督の意向を受けて
「日本野球に興味はあるか?」
とインスタグラムにDMを送ったことでした。
元々ヌートバーは日本球界に興味があったので侍ジャパン合流を決意したという経緯なのです。
大会後、メンバー全員がそろった記者会見の場でヌートバーが
「監督始め、コーチ、チームメートにも恵まれ、素晴らしいチームに誘ってくれて一平にも感謝しています!」
英語で話されたスピーチだったのでこれを水原一平本人が通訳するということで選手たちも爆笑し会見場は和やかなムードに包まれました。
水原通訳の大車輪の活躍
普段エンゼルスで大谷翔平の通訳を務める水原氏は、今大会はチーム通訳としても大車輪の活躍でした。
まずはヌートバーの通訳として、侍ジャパンのコーチ陣などとの橋渡し役として奮闘。
名古屋の壮行試合からの合流と短期間でもチームになじんだのは、ナインとの食事会設定など含め、同通訳の力が大きかったとされる。
試合の時にも審判とのコミュニケーションの場にも度々見かけました。
「ヌートバーがこれだけ受け入れられて、チームに溶け込んでくれたことが一番良かった」
と大役を務め上げて、ほっとした表情を見せた水原通訳。
間違いなくチームの世界一に欠かせないピースでした。
水原氏が吐きそうだったシーン
最後の最後で実現した大谷投手対マイク・トラウト外野手のエンゼルス対決。
エンゼルスで引っ張る両雄と深い関係がある水原通訳は
「もう吐きそうでした、本当に。ほぼ記憶がないくらい、吐きそうでした。具合、悪かったです」
と何とも言えない気持ちで両者の対戦を見守っていたという。
すぐにエンゼルスのキャンプ地、米アリゾナ州へ大谷選手とともに戻るそうです。
「去年からずっと(トラウトらと)トラッシュトーキング(対戦について冗談を言い合うこと)をしていたので。これでもう、なんて言うんですか…(相手は)何も言えないというか、こっちが勝ったので、自慢できます(笑い)」
と、トラウトや準決勝で対戦したメキシコ代表のサンドバルらとの再会を楽しみにしているそうです。
今大会の大谷についても
「翔平も、あんなに楽しく野球をしているのを初めて見たので、めちゃくちゃ良い経験でした」
いつもそばで見てきた水原氏だからこその大谷投手対マイク・トラウト外野手のエンゼルス対決への想い。
そして大谷選手が本当にWBCを楽しんでいる姿を目の当たりにしたのでしょうね。
まとめ
このWBCを経て「野球」と書いて「大谷」と読むそうです。
この大谷のそばでずっと支えてきた水原氏。
今回の侍ジャパンの快進撃の原動力となったヌートバーを侍ジャパンに誘って支え続けた水原氏。
水原氏のこの裏方の貢献がなければ世界一の座はなかったと思います。