2023年のペナントレースが3月31日から始まります。
2020年ドラフト1位入団、オリックス3年目の山下舜平大がプロ初登板で開幕投手という大役を任されることになりました。
中嶋監督がプロ初登板で開幕投手に起用するほど力のある投手なのでしょう。
同じ年の侍ジャパン最年少メンバーとして第5回WBCの決勝でも登板した中日・高橋宏斗投手(20)も将来が期待される投手です。
どんなピッチングをしてくれるのか楽しみです。
山下舜平大投手がどんな投手で、どれだけ将来有望なのかを調べてみました。
2リーグ制以降初の1軍登板経験のない投手が開幕投手
1軍登板経験のない投手が開幕投手を務めるのは、オリックスの前身の阪急時代の54年に新人の梶本隆夫が務めて以来、球団69年ぶりだそうです。
新人、新外国人を除けばプロ野球全体でも50年の2リーグ制以降初。
毎年各球団のキャンプで、開幕投手を目指してしのぎをけずるわけですが、そのポジションに1軍登板経験のない新人投手ですから、よっぽどの秘密兵器なんでしょうね。
190センチ・98キロの大型右腕として福岡大大濠高校からドラフト1位で入団し、1年目は二軍で18試合に登板し2勝9敗。
飛躍を期待された昨季は新型コロナウイルスの感染や、身体の成長とトレーニングのバランスを考慮して5月初旬以降は戦列を離れました。
それでも9月に復帰し、CSファイナルステージと日本シリーズのメンバーにも選ばれましたが登板機会はなく、11月には両足を手術。
今春のキャンプには間に合い、離脱中に試みたフォーム改造で球速がアップ。
制球力もつき、最速158キロで三振を取れる投手に成長を遂げています。
山下投手ははオープン戦で4試合に登板して15回1/3を投げ4失点、防御率2・35の好成績を残しています。
ドラフト1位で入って、苦労人なんですね。
山下舜平大投手(20)
出身地 | 福岡県福岡市南区 |
生年月日 | 2002年7月16日(20歳) |
身長 | 190cm |
体重 | 98kg |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2020年 ドラフト1位 |
年棒 | 700万円(2023年) |
- ストレートの最速は158km/h
- 中学時代はカーブやスライダー、チェンジアップを投じていた。
- 高校時代は野球部監督の方針もあり、1年秋からカーブのみを投じていた。
- 愛称は「ペーター」⇒経済学者ヨーゼフ・シュンぺーターが名前の由来
- 背番号は12。
このツイート割と反響あったけど舜平大は今が完成系じゃないからな
— Naka (@Bsspirits) March 30, 2023
去年ようやくフォークを少しずつ取り入れ始めて本当に地道に積み重ねての明日の初登板だから
明日例えボコボコにされても期待は揺るがないし、伸びしろだらけでもっとこれから伸びる選手だからね
本当に楽しみっていう気持ちしかない https://t.co/taZTtSW3PF
辻発彦氏も山下舜平大投手を絶賛
西武の前監督の辻氏も山下舜平大投手を絶賛しています。
オープン戦を見た印象として
マウンドさばきとか見てると、そんなに緊張したとかも感じないし、堂々としているんですよ。
真っすぐは腕の振りはそんなに力強くはないんですけど、球が来る。
もう平均155キロは出ますからね。
それと意外とカーブのコントロールがいいし、フォークがまたいいんで。本当に末恐ろしいというか、間違いなくエースになるようなピッチャーだと思います。
球団内でプログラム化された英才教育を受けていた
山下舜平大投手(20)についてはオリックス内でプログラム化された育成法があるそうです。
オリックスで投手コーチ兼任でもあった能見氏は「バケモノですよ」といきなり断言した上で、
「入ってきた時から無理させない、ケガさせない、体もできていないので段階的に順序を追ってって何年後かにちゃんと」
さらに
「もともとファームでも真っすぐとカーブしか投げさせないようにしてたんです。だからファームの防御率ってあんまり良くないんですよ。2種類しか使えないんで。まずその2種類を基準にして、フォークを最近覚えているんで」
としたうえで
「今年は投げますよ。(中6日という平均的な)ローテでは回ることは多分ないと思うんですよ。だから中10日とか、うまく谷間に」
まとめ
大谷投手を日ハムが大事に育てたように、2年かけて大事の育ててきた山下投手が開幕戦でベールを脱ぎます。
どんなピッチャーなのかすごく楽しみです。